「キャッシュレス都市 KANAGAWA宣言」を発表した神奈川県では
都道府県では全国初として
2019年1月10日より
LINE Pay による県税の納付が可能になります
LINE Pay で税金を納める
2018年12月14日から大阪市の税金の支払いに、「LINE Pay 請求書支払い」が対応するようになりました
LINE Payは、コミュニケーションアプリ「LINE」上で展開するモバイル送金・決済サービスです
「LINE Pay 請求書支払い」により、納税者は、届いた納付書に記載されたバーコードをLINE Payで読み取り、あらかじめチャージしたLINE Pay残高から支払うことができます
銀行やコンビニにいかず、24時間いつでも自宅で手軽に納めることができます、というわけです
そして、大阪市より約1か月遅れで、都道府県では全国初!としてLINE Pay による納税をはじめるのは、神奈川県
神奈川県は、2018年11月に「キャッシュレス都市 KANAGAWA宣言」を発表し、生活を便利にし人手不足解消にもつながるキャッシュレスを推進していく取り組みをはじめたところです
その取り組みのひとつがLINE Payによる税金の納付の導入です
2019年1月10日からスタートします
県税すべてに対応というわけではない
神奈川県で導入されるLINE Pay による税金の納付に対応するのは、自動車税、個人事業税、不動産取得税のうち、バーコードのついた納付書のうち5万円未満のものです
【後日追記】2019年4月1日から「LINE Pay」の利用限度額が30万円までに変更されました
固定資産税や住民税はダメなの?と思われた方、そちらは神奈川県であれば各市町村が課税する税金です
また、所得税や法人税、消費税などは国に納める税金(国税)ですので、今回の神奈川県で導入されるLINE Pay による納付とは関係ありません
自動車税、個人事業税、不動産取得税という3種類の税金のうち、いちばん身近なのは「自動車税」でしょう
自動車税は、4月1日現在の自動車の所有者に課せられ、神奈川県であれば県から郵送される納税通知書により5月31日(土・日曜日の場合は、翌月曜日の日)までに納めることになっています
実質的には、2019年4月下旬から5月下旬に郵送される自動車税の納税通知書からLINE Pay 対応ということになりそうですね
個人事業税は、県内に事務所、事業所を設け、法律で決まった業種の事業を営んでいる個人にかかる税金です
不動産取得税は、県内で土地や家屋を取得したひとにかかる税金で、どちらの税金も県から送付される納税通知書により定められた期限までに納めます
LINE Pay 以外の導入も
納税者の利便性を高めるためにも、納税手段を拡大したいのはどこの自治体も同じでしょう
また、今後は、LINE Pay以外のキャッシュレス決済サービスも税金の納付に導入されることと思います
スマホさえあればコンビニや金融機関などに行かずに納税できるという利便性によって、どれくらい納付率が向上するのか関心はあります
***編集後記***
LINE Pay による納付の場合、領収証書は発行されないでしょう
最近は車検の時にも自動車税納税証明書は求められないので(電子化)気にしなくてもいいですが、領収証書が必要な方は、最寄りの金融機関やコンビニ等の窓口で納める必要があります
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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