青春18きっぷの難所・静岡はホームライナー利用で乗り切る

日本全国のＪＲ線の普通・快速列車の普通車自由席などに

自由に乗り降りできる「青春18きっぷ」

首都圏から西日本へ向かう際には

ロングシートの静岡区間が難所といわれますが

「ホームライナー」利用で快適に移動できます

青春18きっぷの基礎知識

日本全国のＪＲ線の普通・快速列車の普通車自由席などに自由に乗り降りできる「青春18きっぷ」は、発売・利用期間が春季/夏季/冬季に限られながらも、年齢にかかわらず、だれでも利用できるＪＲのお得な切符です

1枚5回（人）単位で発売される「青春18きっぷ」の値段は11,850円（1回あたり2,370円）

1枚のきっぷで一人で5回まで利用したり、5人で1回などのグループ日帰り旅行での利用も可能です

一日の最初に改札口などで「青春18きっぷ」にスタンプ（日付入り）を押してもらい、その後の出入札でも駅員さんのいる改札できっぷを提示する必要がありますが、この値段で日本全国のＪＲ普通列車・快速列車に乗り降り自由なのは魅力ですよね

なお、2019年10月に消費税率があがるため、2019年冬季発売の青春18きっぷより、12,050円となります（1回当たり2,410円）

約2時間超の静岡区間をどう乗り切るか

「青春18きっぷ」を利用して、首都圏から西日本方面へ向かう場合、難所といわれるのが静岡区間です

なぜなら、静岡区間（例：熱海ー沼津ー静岡ー浜松）は、通常、各駅停車しか運行されていません

加えて、静岡区間の東海道本線の車両のほとんどは、ロングシートといわれる、車両両側に座席が一列に並んでいる列車です

現在、首都圏の私鉄の多くや、ＪＲの山手線や京浜東北線、中央線快速などは、利用客が多いためロングシートの車両ですが、すこし長距離を乗る場合は、東海道線や横須賀線などに今も残る、ボックスシートが落ち着きます

2時間超の東海道本線「沼津ー浜松」区間で停車する駅は30駅位あり、この区間をずっとロングシート乗車は避けたい…という方におすすめしたいのが、静岡県内の東海道本線を走る「ホームライナー」の利用です

乗ってみました、ホームライナー

ＪＲ東海では、沼津～静岡、静岡～浜松間で、朝晩を中心に「ホームライナー」といわれる、停車駅がすくなく、特急用の車両を使った列車を走らせています

車両は特急型でも種別は普通列車ですので、ホームライナーの乗車整理券を320円で購入すれば、青春18きっぷでも乗車可能です

所要時間の短縮は数分程度ですが、停車駅がすくなく、なにより特急型の車両であるため座席のクオリティが高いのが魅力です

これからご紹介するホームライナー静岡31号は、土休日のみ運転のものですが、東京駅始発東海道線を利用すると、接続良く浜松まで行くことができます（時刻は2019年9月現在のもの）

東京5:20→沼津7:27　ＪＲ東海道本線　沼津行

沼津7:30→静岡8:16　ＪＲホームライナー静岡31号（沼津ー静岡）

静岡8:18→浜松9:33　ＪＲ東海道本線　浜松行

このルートを利用する前に不安だったことは、ホームライナーの乗車整理券の購入方法でした

乗車前に購入するには、沼津駅乗り換えの3分では難しそうですからね

前もって情報を集めたところ、駅員さんから車内で乗車整理券を購入することができるようなので、事前に乗車整理券を購入せずにホームライナーに乗ってみました

すると、沼津駅を出発すると、後ろの車両の方から駅員さんが順番にまわってみえて、乗車整理券を320円で無事に購入できました

ホームライナーは、事前に聞いていたとおり、特急型の車両で快適でした

各車両の端には、テーブル付きの4人掛け車両も

普通列車だと途中に停車駅が13もある、沼津ー静岡区間も、ホームライナー静岡31号が停車したのは「富士」と「清水」のみ（乗車時間46分間）

上記のルートですと、ホームライナー区間は沼津ー静岡のみなので、静岡駅からはまた各駅停車乗車となりますが（＋ロングシート）、時間さえあえば、リフレッシュ＆ショートカット感のある、静岡区間でのホームライナー乗車はかなりおすすめです（朝晩の限られた時間しか運行していないのと、平日と土休日でダイヤが異なることにはご注意ください）

＊＊＊編集後記＊＊＊

今日は計算書作成などを中心に

イートインスペースのあるパン屋さんでパンを購入（テイクアウト）したら、軽減税率対応準備風？のレシートを初めて見ました