期限後の確定申告などで
過去の年の分の源泉徴収票が必要な場合があります
日本年金機構が交付する公的年金等の源泉徴収票は
過去8年分まで再交付を申請できます
年金の源泉徴収票を紛失してしまった
毎年、1月10日前後に日本年金機構から年金所得者に対して郵送される「公的年金等の源泉徴収票」には、年金所得者が確定申告をする際に必要となる情報が詰まっています
1年間に支払いをうけた年金の金額や源泉徴収された所得税額、年金から特別徴収された社会保険料の額や本人や扶養親族に関する情報を記載した「公的年金等の源泉徴収票」は、大切に保管しておいてほしい書類のひとつですが、紛失してしまうこともあります
もし紛失してしまっても、日本年金機構に源泉徴収票の再交付申請を行うことができます
過去の年の分は何年前まで再交付を申請できるか
日本年金機構が交付する「公的年金等の源泉徴収票」は、過去の年の分の源泉徴収票も再交付が可能です
なんらかの理由で、期限が過ぎて過去年分の確定申告をすることになった場合などに、その過去年分の源泉徴収票が見つからないといったことがありますが、過去の源泉徴収票については、過去8年分まで再交付の申請をすることができます
源泉徴収票が見つからないから、紛失してしまったから、と諦めずに、日本年金機構に再交付の申請をしましょう
再交付申請の方法
日本年金機構が交付する「公的年金等の源泉徴収票」の再交付申請には、つぎの3つの方法があります
- 「ねんきんネット」による源泉徴収票の内容確認と再交付申請
- 電話での再交付申請
- 窓口での再交付申請
ひとつめの「ねんきんネット」を利用する再交付申請では、パソコンの「ねんきんネット」画面上から、源泉徴収票の内容を確認し、再交付申請もすることができます
「ねんきんネット」の利用には「ねんきんネット」のIDが必要となります
2つめの電話での再交付申請では、「ねんきんダイヤル」に電話をして再交付を申請する方法です
電話をうけて再交付申請された源泉徴収票は、日本年金機構に登録されている本人の住所宛てに2週間程度で郵送されます
3つめの再交付申請の方法は、年金事務所や街角の年金相談センターの窓口で再交付を申請する方法です
再交付を急いでいる場合は、窓口で直接申請するのがよいでしょう
再交付の申請をする本人が窓口にいく場合は、年金証書などの日本年金機構が送付した書類と、本人確認ができる書類(運転免許証など)を持っていきます
代理人が再交付申請にいく場合は、以下のように必要書類が多くなります
- 交付申請される方のマイナンバーまたは基礎年金番号が確認できる書類(マイナンバーカードや年金証書など)
- 委任状
- 代理人の本人確認ができるもの(運転免許証など)
- 依頼した本人の印鑑
年金事務所ではなく、街角の年金相談センターで再交付申請をする場合は、後日郵送での交付となる場合もありますので、日数がかかることもあります
***編集後記***
再交付された公的年金等の源泉徴収票は、もともとの源泉徴収票に印字されている数字より小さいような気がして、目を凝らしてみることになります
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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