ここ数年「宿泊税」の創設が相次ぎましたが
宮島を訪れる観光客を対象に「宮島訪問税」が新設されることが決まりました
2023年春をめどに、島へのフェリー運賃に1人100円を上乗せして徴収します
*写真は宮島でなくて、神奈川県江の島
「宮島訪問税」の新設
世界遺産・厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)を訪れる人に課税する「宮島訪問税」の新設について、2021年7月21日付で総務省が同意を表明しました
広島県廿日市市は、感染状況などを踏まえた上で2023年春をめどに、島へのフェリー運賃にひとり100円の「宮島訪問税」を上乗せして徴収を開始する予定です
【後日追記】 2023年10月1日徴収開始
世界遺産を擁する宮島では、国際観光地としての受け入れ環境の整備が求められ、宮島地域以外からの来訪によって発生・増幅する行政サービスへの需要は、全国標準を上回るものとなっています
このため、全国的にも珍しい「訪問税」を創設し、徴収した税額は、観光客を受け入れる環境を整えるために使用することになります
宮島訪問税を納めるのは
宮島訪問税を納めることになるのは「訪問者」、おもに観光客です
宮島を船などで訪問をする方が対象で、宮島の住民や、宮島への通勤者、宮島にある学校に通う児童等は除かれています
その他、未就学児や修学旅行や遠足などで宮島を訪れる生徒や引率者も税の対象となりません(非課税)
宮島訪問税の納め方と税額
地方自治体が課す税金の徴収方法には、つぎの4通りがあります
- 普通徴収
- 特別徴収
- 申告納付
- 証紙徴収
普通徴収は、地方自治体が納税通知書を納税者に交付することによって税を徴収する方法です
特別徴収とは、給与支払者や年金支払者に税を徴収させ、徴収した税を納入してもらう方法です
申告納付とは、納税者自らが納めるべき税額等を申告し、申告した税金を納付する方法で、地方団体が発行する証紙をもって地方税を払い込ませる方法を証紙徴収といいます
宮島訪問税は、船による訪問であれば、旅客船を運行する船舶運航事業者がフェリー代にひとり1回100円を上乗せして特別徴収を行う予定です
なお、1年分を一時に納付する場合にあっては、訪問者ひとり1年ごとに 500円を市の窓口等で事前に申告を行って納める方法も設けられます(申告納付)
***Something NEW***
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