いよいよ年末
明日、大晦日の夜から1月3日まで
鎌倉市内の一部は交通規制が行われます
毎年のことではありますが、鎌倉への初詣は電車やバスのご利用を!
新しい年をまつ段葛と鶴岡八幡宮
交通渋滞の問題
年末年始の鎌倉は大変混雑します。
そのため、大晦日の夜から正月三が日のあいだ、
鎌倉駅周辺を中心に交通規制が例年行われています。
具体的には、安全確保・混雑緩和のため、鎌倉駅周辺が歩行者用道路となり、鎌倉駅周辺への車の乗り入れはできません。
年末年始に限らず、混雑や交通渋滞が問題となっている古都鎌倉。
交通渋滞による緊急車両の遅れやバスの定時性の低下を回避するために、「パークアンドライド」や「鎌倉環境フリー手形」といった施策を打ち出してきました。
しかし、目に見えた交通渋滞の解消に至ってないことから、最近ではロードプライシングという考え方の導入も検討されています。
通行手形という制度
お正月に交通規制を行った場合、問題となるのは、交通規制区域内に住んでいる個人や事業者が、規制期間中に車をつかいたい場合にどうすればよいかという問題です。
このため、鎌倉市は、
- 規制区域内に住み、車の保管場所がある方
- 規制区域内に車の保管場所がある事業者及び通勤者
- 規制区域内に駐車場がある方
- 規制区域内の実家等へ規制等により訪問する方
のうち、規制期間中に車を使用する必要のあるものから、申請があった場合に、関係車両であることを識別するための「通行手形」というものを毎年12月に配布しています。
この「通行手形」は、一度申請すれば、毎年使用できます。
「通行手形」は下の写真のようなもので、車のフロントガラスの近くに置いておき、規制区域内にはいる際に、交通規制をする警察官などに提示します。
また、「通行手形」の配布の対象とならない方でも、特別な理由で、交通規制期間中に車を運転する必要がある場合には、事前に通行禁止道路通行許可の申請を警察所で行うことができます。
交通規制の効果
お正月の交通規制により、鎌倉駅周辺の歩行者用道路は、車の往来を気にせず、安心して道路を歩くことができ、大勢の初詣客が比較的スムーズに移動できます。
また、路線バス・タクシー等用道路が設けられたことで、観光シーズンには渋滞でダイヤが乱れがちな路線バスも定時性を保ちながら運行されます。タクシーがここぞとばかりスピードをだすのは気になりますが…
車両通行制限道路の入り口には、警察官が配置され、通行手形や通行許可証をもたない車は進入が制限されるため、通行手形をもつ地元の車は渋滞知らずで市内中心部に入ることができます。
ただし、交通規制は、大晦日午後11時から元旦の午後5時までと、1月2日、1月3日の午前9時から午後5時までのため、午後5時を過ぎると、いつもの渋滞がはじまることも。
それでも、この交通規制と通行手形制度は、地元民には、渋滞や混雑を気にせず、お正月をこころ穏やかに過ごせるありがたい制度です。
除夜の鐘がつけるお寺も鎌倉にはたくさんあります。
電車やバスのフリー切符などをうまく利用して、楽しい初詣を。
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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