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所得税の確定申告(電子申告)で公金受取口座の登録申請がスタート

 

2022年1月以降のマイナンバーカード方式による

所得税の確定申告(電子申告)の手続きでは

還付金等の受取のための口座を

「公金受取口座」として登録申請することができます

 

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公金受取口座登録制度とは

公金受取口座登録制度」は、預金口座の情報やマイナンバーをデジタル庁へ登録することで、緊急時の給付金の申請などの際、口座情報や通帳の写しなどの提出が不要になる仕組みです

登録した口座情報は、給付金のみならず、今後、年金や児童手当、所得税の還付金など緊急時以外の支給にも利用される可能性があります

この制度に基づいて、ご自身の口座を登録するかどうかは任意です

運用開始は、2022年度中で予定されており、2022年春頃から「マイナポータル」にて口座の登録が可能になるよう準備がすすめられています

登録した口座情報は、マイナポータルから確認でき、いつでも情報の変更や削除ができるようになる予定です

 

マイナンバーカード方式での e-Tax による手続きで公金受取口座の登録申請が可能に

マイナポータルでの公金受取口座の登録開始を前に、マイナンバーカード方式による所得税の確定申告の際に、公金受取口座の登録申請ができるようになっています(2022年1月4日から)

2022年1月以降のマイナンバーカード方式による所得税の確定申告(電子申告)の手続きでは、以下の2つの条件をみたしている場合にのみ、公金受取口座の登録に関する意思の確認が行われます

  • 提出方法がマイナンバーカード方式での e-Tax であること
  • 還付金の「受取方法の選択」において、口座での受取を希望していること

 

上記の2つの条件をみたしている場合にのみ、還付金の受取のための預貯金口座を登録する画面にて

還付金の受取口座を公的給付支給等口座として登録しますか?

という質問が含まれた「公的給付支給等口座の登録」という項目が表示されます

デジタル庁ホームページより

 

「公的給付支給等口座の登録」という項目が表示されると、「登録する」か「登録しない」を必ず選択しなくてはなりません

この2つの条件をみたしていない場合には、項目自体が表示されませんので、対象となる方は限定的です

 

登録口座の変更等はマイナポータルで

マイナポータルでの公金受取口座の登録がスタートする(2022年春頃)までは、公金受取口座の登録が可能となるのは、 令和3年分の所得税の「還付申告」「更正の請求」のうち、それぞれマイナンバーカード方式でのe-Taxによる手続きにおいてのみです

過去の年分(令和2年分以前)の申告については、公金受取口座の登録は対象外となり、口座の登録は、マイナポータルから行う必要があります

また、所得税の還付金の振込口座とは別の口座を、公金受取口座として登録したい場合は、確定申告では登録申請を行わず、マイナポータルから登録を行う必要があります

なお、振替納税又はダイレクト納付を利用している預貯金口座がそのまま公金受取口座として自動的に登録されることはありません

 

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・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・

このブログを書いた税理士 小柳志保のプロフィール

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神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております

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