これまで、ゆうちょ銀行口座間での送金は無料でしたが、
2016年10月より一定の送金手数料が有料化されます
ATMでの話です
今回の送金手数料有料化は、ゆうちょ銀行ATMを利用した場合の話です。
現在、ゆうちょ銀行口座同士のATMでの送金は、何回でも無料。
それが、2016年10月からは、月3回までは無料とするものの、月4回目以降の送金から1回当たり123円の手数料がかかるようになります。
ゆうちょ銀行のネットサービスである「ゆうちょダイレクト」での送金は、すでに、月5回までは無料、6回目以降は113円の手数料がかかっていることを考えると、そちらに足並みを合わせたものと思われます。
ATMなら無料で、ネットバンクは有料なんて、大手銀行と反対ですものね。
有料になるのは9年ぶり
ゆうちょ銀行は、2007年10月、ゆうちょ銀行口座間のATM送金手数料を無料とする郵政民営化のキャンペーンを開始し、これまでこのキャンペーンを延長していました。
送金手数料が有料になるのは、実に9年ぶりです。日銀のマイナス金利政策による収益悪化もあり、有料化に踏み切ったものと思われます。
メリット/デメリット
ゆうちょ銀行ATMを使って、月4回以上の送金をする場合は、当然、コスト増となります。
月4回以上、ATMで送金する方というと、ネットオークションの振込や従業員の給与振込など、事業をされている個人/法人が想定されます。
一方、ゆうちょ銀行を使うのは、現金引き出しだけ、だとか、ゆうちょ銀行専用の払込書が届いたときくらい、というライトユーザーにとっては、ATMの混雑緩和が期待できます。銀行と比べて、ATMの台数が少なく、いつも列が出来ているという印象が強いので。
送金手数料無料で、大手銀行と差別化を図ってきた、ゆうちょ銀行…少しだけ変わります。
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