相続税の電子申告
まだ実現していませんが
2019年相続開始分の相続税申告書から
e-Tax による提出が可能になる予定です
ひろがる e-Tax
e-Tax とは、税の申告や納税といった、国税に関する各種手続きを、インターネット等を利用して電子的に手続きするシステムです
e-Tax には、作成した申告等データをインターネットを通じて送信することにより申告や申請ができる機能があります
これにより、これまでの書面による申告書等の持参又は送付による提出方法に加えて、申告書等を電子データの形式でインターネットを通じて送信(電子申告)することができるようになりました
現在のところ、電子申告が可能なのは、所得税・法人税・消費税・贈与税・酒税・印紙税・復興特別法人税の申告です
ただし、年の途中で亡くなった方の所得税・消費税の準確定申告については、電子申告は対応していません
また、相続税の申告も現在は電子申告に対応していません
相続税の申告も電子申告が可能に
相続税の申告が電子申告に対応していない理由としては、
- 通常、相続税申告書の提出は相続人が連名で提出するため、単独で申告することを想定している現行システムでの対応が難しい
- 申告書以外、評価に関する資料など提出書類・添付書類が多い
といったことが考えられます
また、利用者数や実現に要するコスト等を総合的に勘案してのことと思われます
ところが、相続税についても、2019(平成31)年相続開始分の相続税申告書から e-Tax による提出が可能になる予定で、2019年10月の運用開始に向け、現在システム開発が行われています
10月というのは、相続税の申告期限10か月を考慮してのことでしょう
まだ先と思っていましたが、もうすぐでした
準確定申告書の電子申告は?
人口の高齢化に伴い、年間の死亡者数は年々増加しています
同時に、相続開始に伴い発生する税務手続きも毎年ふえています
このような状況もあり、電子申告の対象手続が拡大され、相続税申告書の e-Tax による提出もスタートするものと思われます
であれば、所得税・消費税の準確定申告手続きについても、電子申告に対応してほしいものですが、こちらは現在実現に向け予算要求中で、詳細については具体的に検討しているということです
すでに現存する、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」では所得税の申告書や決算書(収支内訳書)、個人の消費税及び地方消費税の申告書等を作成することができます
この「確定申告書等作成コーナー」を利用すれば、準確定申告書の作成提出もスムーズにできそうですが、相続税の申告書と同様に各相続人が連著する「付表」の存在により、そんなに簡単にはいかないものなのですかね
準確定申告書の電子申告の具体的な時期などがわかりましたら、またブログでお伝えしたいと思います
***編集後記***
無印良品で人気の発酵ぬかどこを手に入れました(店頭になく取り寄せ)
試しにキュウリをつけてみたら、おいしい!
旬でもないのに、キュウリをみつけると、買ってしまいます
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