故人がひとり暮らしをしていた場合
相続手続きのヒントは
預貯金通帳です
預貯金通帳を参考に相続手続きを
亡くなった方名義の預貯金の口座は、相続の各種手続きのためのヒントがたくさんあります
故人の口座から何が引き落とされているかを調べ、解約の手続きなどをすすめましょう
亡くなった方あてに届く郵便物なども参考に、ひとつずつ紐解いていきます
電気やガス、電話など各種公共料金の支払いは、毎月払いが多いこともあり、手続の必要性に気付きやすいものです
ところが、12か月前払が一番お得、と年払いをすすめているNHK受信料については、口座振替でも、クレジットカード払いでも、年払いを利用する方が大多数です
このため、相続手続きを失念する場合があるため注意が必要です
NHKの解約受付は電話のみ
亡くなった方がNHKの契約者であった場合、解約手続きか名義変更を行います
故人が住んでいた場所に住む予定がなく、テレビも処分する場合は、放送受信契約の解約を行いましょう
亡くなった方がひとり暮らしをしていて、相続発生後、故人宅のテレビを誰もみていなくても、解約手続を行うまでは受信料が発生しています
受信料の支払いに口座振替を利用している場合、通帳の記帳から放送受信契約の存在に気付くこともあります
NHKの解約受付は現在のところ電話のみです
フリーダイヤル:0120-151515
受付時間:午前9時~午後8時(土・日・祝日も受付・年末年始を除く)
フリーダイヤルに電話して、契約者死亡の事実を伝えるとその日付で解約となります
解約月の受信料がすでに引き落とされていた場合、解約月の受信料は返金されます
故人の預貯金口座がまだ凍結されていなければ、受信料の口座振替をしていた預貯金口座に返金してもらうこともできます
受信契約を続ける場合は名義変更を
故人が住んでいた家に、家族がいまも住んでいる場合など、受信契約を継続するときは、契約者の名義変更を行いましょう
名義変更は、解約と異なり、インターネットで手続きをすることができます(上記の電話による名義変更も可)
NHKホームページ(NHKオンライン)の「受信料の窓口」から「契約者氏名変更」を選びます
「放送受信料 契約者氏名変更のお手続き」というフォームにて、変更前・変更後の契約者の氏名などを入力して送信、手続きは完了します
受信料を故人の口座振替で支払っていた場合、口座の変更の手続きも行いましょう
***編集後記***
ひとり暮らしをしていた故人のNHK解約手続きが遅れた場合には、亡くなった事実がわかる書類をNHKに郵送すれば、亡くなった時点から既に支払った月分までの受信料が返金される場合もあります
解約の場合は、電話での手続きになるため、案内に沿って手続をすすめましょう
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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