確定申告書を作成してから
数字の誤りなどをみつけて訂正する場合は
訂正する文字を二重線で抹消し
上の欄などの余白に正しい数字などを記入します
訂正印は必要ありません
できあがった確定申告書に訂正箇所が!
確定申告時期に、実際にあったケースです
手書きでほぼ完ぺきな確定申告書を作成してこられた方の数字をチェックしていたところ、記入ミスが見つかりました
この場合どのようにしたらよいでしょうか
確定申告書に書き間違いなどが見つかり、その部分を訂正する方法は、国税庁のホームページや、確定申告時期に税務署においてある「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」に記載がありますので、基本的にはその通りにすすめればよいでしょう
記入例によると
平成30年分の「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」であれば、冊子をめくり、5ページに「申告書の書き方」という項目があります
これによると、
●訂正する場合は、記入例③にならって、訂正する文字を二重線で抹消し、上の欄などの余白に適宜記入してください。
とあります
記入例③とは、こちらです
- 間違えた数字や文字に二重線を引く
- 二重線を引いた箇所の上の欄などの余白に正しい数字や文字を書き入れる
上の欄にも数字が入っていたらどうしよう…とも思いますが、隙間や余白などに、わかるように書き入れればよいでしょう
なお、訂正印は必要ありません
訂正が簡単なパソコン利用のススメ
確定申告書の作成中に間違いに気づいた場合は、手書きの申告書であれば、間違えた部分の訂正を上記のように行います
しかし、パソコンを使って、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用している場合であれば、申告書提出前の訂正なら、数字や文字を正しく再入力をして印刷や提出をすればよいため、シンプルに対応できます
以前に遭遇したケースでは、「せっかく用紙に記入してあるので、それを活かす」ために、手書きの確定申告書の数字を二重線などで訂正しましたが、一箇所訂正すると、連動して、訂正する箇所がでてくるため、あまりおすすめできる訂正方法ではありません
入力ミスを防ぐ機能があることや、間違えた場合の訂正のしやすさからも、パソコンでの確定申告書作成をおすすめします
***編集後記***
今日は相続のご相談対応や、書類取得進捗状況の確認などを
くもり空で満月はみられそうにありませんが、涼しくなり過ごしやすくなりました
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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