たとえば、マイホームを売った場合
確定申告の際にどんな特例を受けたらよいのかを考えるにはフローチャートが便利です
フローチャートとは
フローチャートとは何か。
Wikipediaによると、フローチャートとは、プロセスの各ステップを箱で表し、流れをそれらの箱の間の矢印で表すことで、アルゴリズムやプロセスを表現する図、とあります。
日本語で言えば「流れ図」とでもいいましょうか。
たとえば、いま手元にある『起業と会社経営の実務がよくわかる本』をみると、「労働災害が発生した場合の手続きの流れ」として載っているものが下の写真です。
こうして、複雑なプロセスを文書化・視覚化することで、見る者がプロセスを理解することができるのがフローチャートです。
特例適用判断チャート
マイホームを売った場合、買った時の価格より高く売れたら、「譲渡益」が発生します。
逆に、売却によって損失がでた場合、「譲渡損失」が生じたといいます。
マイホームを売って「売却益」がある場合は、税金を安くする効果がある特別控除などの特例があり、「譲渡損失」がある場合には、その損失を他の利益と相殺する効果のある損益通算や繰越控除ができる特例があります。
これらの特例をうける場合には、いずれも確定申告をする必要があります。
どんな特例を受けられるのか、どの特例を受けるのが一番有利なのか、専門家の腕の見せ所ではありますが、慎重に検討しなくてはなりません。
そんなときに、いつも参考にするのが、やっぱり、フローチャート
出典は、宅建の研修時のテキスト「不動産税制の手引」。
手持ちのものは平成25年度版のため、平成28年中の不動産取引でしたら数字を置き換える必要はありますが、YES /NO で、頭の中を整理することができます。
もちろん、改正点や新しくできた特例なども一緒に考慮します。
難しいことは一度フローチャートにしてみる
選択適用といって、どちらか一つを選択しないといけないのか…
それとも、重複して適用することが可能なのか…
色々考慮して選択を進める必要があることは、フローチャートで考えるのがおススメです。
税法(税金に関する法律)を勉強しているとき、フローチャートの板書があって、フローチャートで教えてもらうと、とっても理解が深まりました。
やらなくてはならないこと、考えなくてはならないこと、進めたいことも、フローチャート形式で書き出して、頭をスッキリさせて前にすすみたいと思います。
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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