平成28年分の所得税の確定申告
マイナンバー記載率が83%と
報道されていますが
もう少し詳細な数字をみつけました
マイナンバー記載率の報道
平成29年5月に発表された、平成28年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等
平成28年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について
この資料の公表とともに、平成28年分の所得税確定申告書へのマイナンバー記載率が83%と報道された旨は、当ブログでもご紹介しました。
マイナンバー記載件数などの具体的な数字はそのとき確認できなかったのですが、本日参加した研修で頂いた「日税ジャーナル 第25号」(発行:日税グループ)にもう少し詳しく載っていました。
地域別マイナンバー記載状況
まず、平成28年分所得税の確定申告のマイナンバー記載率についての具体的な数字としては、
平成28年分所得税の確定申告件数2153万1751件のうち、マイナンバーの記載があったものは1785万1243件で、全体の83%
とのこと。
さらに国税局(国税庁の地方支分部局12)毎の申告件数、記載件数と割合は以下の通りです。
記載率トップの金沢(87%)と、沖縄(66%)の差が大きいですね。
*平成29年3月末までにKSKシステムに入力された平成28年分所得税の確定申告書
*死亡による準確定申告等を除き、確定申告及び出国による準確定申告のみを集計
*日税ジャーナル 第25号(発行:日税グループ)より
消費税や贈与税の確定申告書の記載率は?
平成28年分の確定申告のうち、所得税以外の税目のマイナンバー記載率はいかがでしょうか。
平成28年分の消費税の確定申告111万939件のうち、マイナンバーの記載割合は81万2806件で、全体の73%
と、所得税より、消費税の確定申告は10ポイントもマイナンバー記載率が低くなっています。
平成28年分の贈与税の申告書50万9232件のうち、マイナンバー記載割合は41万6418件で、全体の82%
と、贈与税は、所得税のマイナンバー記載率と同じくらいです。
所得税や贈与税と比べて、消費税の確定申告書へのマイナンバー記載率が低いのが気になります。
地域別の違い、税目別の違い、来年以降の取り組み、どうなるのでしょうか?
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