定型的な問い合わせなどに
ホームページ上で自動対応できるチャットボットが
普及してきました
税の分野でも実証実験や試験導入がはじまっています
チャットボットとは
チャットボットとは、コンピュータを利用して文字入力による会話形式のコミュニケーションを自動的に行うプログラムをいいます
AI技術を活用して自然な言葉でのやり取りができるようになっていて、とくに定型的な問い合わせに対しての自動対応を得意とします
会計ソフトのチャットサポートでも、最近はオペレーター対応でなく、チャットボットからの回答で解決することも多く、確定申告期にお世話になることも多かったです
土日・夜間などの日時にとらわれない問い合わせチャネルとして便利なツールですが、まだまだ珍しい存在であることも事実です
それでも、最近は「こんなところでも!」と思うほど、普及してきていますね
最近みかけたチャットボット
最近、こんなところに!と思ったチャットボットは、リニューアルした鎌倉市観光協会のホームページです
「鎌倉観光公式ガイド」というページの右下に、「オチビサン(AI)に質問」という小さなアイコンが登場しました
オチビサンとは、漫画家・安野モヨコさんが描く人気キャラクターです
クリックすると、なにについて調べているかという質問があります
「桜のみどころは」「名物を教えて」などの質問を直接入力することもできます
こうしたAIチャットボット(人工知能を活用した自動会話プログラム)の導入は、県内の自治体としては初めてとのことです
税関係でも
舞台はかわって、税金関係でもチャットボットの導入がホットな話題です
たとえば、税についての定型的な問い合わせに自動対応できるチャットボットの活用を検討している東京都主税局は、2018年、税務分野におけるチャットボットの有効性や可能性などを検証するため、独自のチャットボットを主税局ホームページで公開し、都民に利用してもらうという実証実験を行いました
「納税証明がほしい」「クレジットカードで納付するにはどうすればいいか」といった定型的な問い合わせに自動対応するチャットボットが期間限定(2018年5~7月)で登場し、質問を入力すると、AIがその内容を分析して適切な回答を表示するというものです
また、ICTを活用した税務行政のスマート化を目指す国税分野でも、納税者の利便性を向上させる取組みのひとつとして「税務相談の自動化」が掲げられ、納税者の質問にAIが自動回答する「チャットボット」が2019年度中に試験導入されることになっています
計画では、国税庁のホームページ上にイータ君のアイコンが設置され、アイコンをクリックするとチャットウィンドウが開きます
続いて、質問を入力するとAIが自動回答
適切な回答ができないような質問をされた場合は、AIから質問をすることで質問内容を補完する仕組みとなる予定とか
平日昼間だけの電話相談を利用できない方もいますし、税務署の所在地や開庁時間などの案内、医療費控除など、確定申告時期のよくある簡易な質問をチャットボットが答えるようになれば、確定申告期の税務支援における対面相談や電話相談では、イレギュラーな質問により集中しやすくなりますので、チャットボットが相談事例の蓄積・学習を繰り返していくことには期待でいっぱいです
***編集後記***
実証実験によって得られた知見は、チャットボットの活用に向けた検討に役立てられます
回答内容が的確かどうか、評価を選択したりコメントしたりすることが求められたときは黙って去らずにフィードバックすべきですね
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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