複写式の源泉徴収票ってご存知でしょうか
3枚組又は4枚組で、そのうちの「受給者交付用」が源泉徴収票として社員本人の手に渡ります
複写式の源泉徴収票とは?
複写式の源泉徴収票…ちいさい会社で給与計算などにソフトを使用していない場合、いまでも出番はあります。
知らない世代の方もいらっしゃるのかも。
複写式の源泉徴収票は、3枚組または4枚組で、3枚組は表紙の色がみどり。4枚組は表紙がオレンジ色です。
色の違いは、税務署に提出するかどうかの違いです(オレンジは税務署提出用を含むため1枚多い)。今回ご紹介しているのは、みどり色の3枚組のものばかり。
記載する内容は、住所、氏名、給料・賞与の支払い金額、各種控除の金額など、源泉徴収簿の記載事項から転記します。
複写式になっている源泉徴収票のうち「受給者交付用」を社員本人に渡し、上2枚の「市区町村提出用」を給与支払報告書として社員の住んでいる市町村に提出。
左隅に↑受給者交付用と記載あり
オレンジ色の4枚組の場合は、さらに「税務署提出用」があり、1年の給与の額が150万円超の役員、1年の給与の額が500万円超の会社員など、一定の基準をみたした人の源泉徴収票は会社が税務署に提出することになっています。
どこで手に入れられるのか
それでは、この複写式の源泉徴収票はどこでもらえるのでしょうか。
11月にはいると、税務署からA4サイズの大きな封筒が届き、「年末調整のしかた」という冊子が送られてきます。
その際に「年末調整説明会」の案内も一緒に届いている場合、「説明会」に足を運べば、そちらで手に入れることができます。
税務署又は市区町村役場でも配布していると聞きますが、以前、税務署で聞いた時に、「市役所にいってください」と言われ、市役所の市民税課で手に入れたことがあります。
複写式3枚組(4枚組)の、上の2枚が「給与支払報告書」といって、市町村に提出するものだからでしょうか…
平成28年分の源泉徴収票は複写式もA5にサイズアップ
平成28年分給与所得の源泉徴収票は、A5サイズとなり、今までのものの2倍の大きさです。
この新しい源泉徴収票の複写式のものも、ありました!
受給者交付用の源泉徴収票にはマイナンバーを記載しないため、以下の仕様です。
やはり市役所の個人市民税課で頂きました。
紙の源泉徴収票が姿を消していく一方で、この複写式が欲しいという要望もあります。
必要事項をしっかりボールペンで記入して期限までに交付、提出しましょう。
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