帳簿をつけ始めると困るのが
どの勘定科目を使うかです
多すぎず少なすぎず
自社のビジネスにあった科目を設定しましょう
勘定科目を設ける目的
勘定科目(かんじょうかもく)という言葉、帳簿と同様、古めかしい表現ですよね。
勘定科目とは、簿記会計において「仕訳」という取引を記録するときに、取引の性質をあらわす項目名のことをいいます。
よく使われる勘定科目は、たとえば経費なら、旅費交通費や通信費、消耗品費、交際費など。
はじめて帳簿をつけるときにまず困惑するのが、どの勘定科目を使うのかということ。
決算書にならぶ勘定科目はたくさんありすぎても、少なすぎても、困りもの。
最初に使う基本的な勘定科目を設定する前に、勘定科目を区分する目的を考えてみましょう。
適切な勘定科目を設定、区分して経理するのは、経営者が自社の経費の動き、増減をチェックし、経営判断するためです。
決算書をみやすくするためには、自社のビジネスにあった科目に区分し、継続して使用することが大切です。
税金の計算上必要な科目区分
勘定科目を区分し設定する、もうひとつの目的は、税金の計算上区分が必要であるから。
会食にかかる支出でも、交際費、会議費、福利厚生費にわけるのは、会議費や福利厚生費ならその全額が経費になりますが、交際費は経費にできる部分に制限があるからです。
とくに、会食にかかる費用の勘定科目は迷いやすいもの。
明らかに会議を目的とした会食は、「会議費」になりますが、会食であっても会議目的ではない場合には、「交際費」(社外の人との接待目的の会食)又は「福利厚生費」(社内の人との慰安目的の会食)に区分されます。
会社独自の勘定科目があってもよい
勘定科目は法律で決められているものでなく、どの科目を使うかについて規制はありません。
なので、自社の仕事内容にあった科目を設定することもできます。
例えば、海外出張が多い会社なら「海外出張費」という科目があってもよいでしょう。
インターネット関連の費用が多ければ、「インターネット関連費」という科目を作成してもかまいません。
大切なのは、いくつかの科目に区分したら、継続敵に同じルールで勘定科目を使用すること。
これにより、期間比較が可能となるからです。
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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