国税をクレジットカード納付するには
納付税額に応じた決済手数料がかかります
この決済手数料は国の収入になるものではなく
消費税もかかっています
国税クレジットカード納付とは
法人税や所得税、相続税などの国税は、申告した税額に基づいて、納税者自身で納付の期限(納期限)までに納める必要があります
ここ数年で、納付手続の方法が増え、従来からある、銀行や税務署の窓口で納付する方法だけではなく、ダイレクト納付、クレジットカード納付、コンビニ交付といった手続方法が加わっています
このうち、国税のクレジットカード納付というのは、税務署や金融機関、コンビニエンスストアの店頭などで、クレジットカードを使って税金の支払いをするわけではありません
インターネットに接続できるパソコン等をお持ちの方、クレジットカードを利用されている方が「国税クレジットカードお支払サイト」というインターネットのサイトを利用して、パソコンやスマートフォンなどから納付手続きを完了するものです
税制改正対応のためのメンテンナンス
国税のクレジットカード納付には、納付する税額に応じた決済手数料がかかります
決済手数料とは、国税のクレジットカード納付を利用する場合、納付する税額に応じて、国税庁指定の民間の納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)が決定するもので、国の収入になるものではありません
決済手数料は、納付する税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、以後、1万円を超えるごとに76円(消費税別)を加算した金額となり、税額と一緒に支払います
決済手数料は、民間の納付受託者の手数料ですので、消費税の対象となります
10月1日からの消費税率アップにより、9月30日から10月1日にかけて、レジやシステムの入れ替えが行われたことは記憶に新しいですよね
「国税クレジットカードお支払サイト」も、2019年9月30日の午後11時30分から10月1日午前5時までの間、税制改正対応のためのメンテナンスが実施されました
消費税率変更に対応&税込表記→税抜表記へ
下のスクリーンショットは、9月30日深夜から10月1日早朝までの「国税クレジットカードお支払サイト」のメンテナンス前のものです
メンテナンス後の、2019年10月1日以降は、このようになっています(比較のため、決済手数料の試算は、どちらも納付税額1,000,000円にしています)
決済手数料の金額、「最初の1万円までは76円(消費税別)、以後、1万円を超えるごとに76円(消費税別)を加算」というのは(説明「5」文章内)はもちろん変わっていません
が、よく見ると、右下の決済手数料の試算は、「決済手数料(税込)」のまま変更はありませんけれども、左下の納付税額ごとの決済手数料が「決済手数料(税込)」から、10月1日以降は「決済手数料(税抜)」表記に変更されています
消費税率変更に伴い、納付税額1,000,000円に対する決済手数料の試算では、消費税込の決済手数料は、8,208円(消費税率8%)から8,360円(消費税率10%)へ上がります
同時に、消費税率8%のときの消費税込みの「10,000円を超えるごとに決済手数料82円が加算されます」という表現を「10,000円を超えるごとに決済手数料76円(税抜)が加算されます」へと変更しているわけです
これは、10,000円ごとに82円加算であれば、決済手数料も82円の倍数となるはずですが、実際には、76,000円の決済手数料に消費税8%がかかると、試算のように8,208円となります
こうした違和感をおぼえないようにする対策なのかどうかはわかりませんけれども、「76円(税抜)」表記には慣れないものがあります
個人的にも、税込表記の無印良品やヨドバシのほうが好きですし
こんな細かいことは誰も気にしてないよ、の内容ですが、クレジットカード納付をするのであれば、納付税額を入力して、実際に支払う決済手数料(税込)の試算をサイト上でしておきましょう!
***編集後記***
ブーケパフェという可愛らしいパフェを頂きました
器も花束みたいになっています🎀
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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