「Giving December」が2015年から始まっています
毎年12月を寄付月間と位置づけ、寄付を呼び掛ける全国的なこのキャンペーン
確かに、12月になると、街頭募金や歳末助け合い、寄付のDMが増えますが…
Giving December とは?
「Giving December」という言葉、初めて耳にしました。
寄付の普及を目的に、内閣府や民間企業、自治体などが協力。
毎年12月を寄付月間と位置づけ、全国で寄付を呼び掛けるイベントを開く取り組みが2015年から始まったそう。
寄付の文化が根付いていない日本。
寄付に関心を寄せ、行動をするきっかけとなるといいですよね。
ホームページには、
「1年の終わりに、未来を考え寄付をする。
そんな習慣を、はじめたいと思います。」とありました。
でも、未来を考えるのは、むしろ新年や年度始まりであったりしませんか。
12月でなくてもと思ってしまいます。
寄付が12月になってしまう理由
もともと寄付は、金額も件数も、12月が最も多いのでは、と思います。
それは、毎年、確定申告書を作成しての体感から。
12月でも、後半の日付に払い込みをした寄附金領収証の多いこと。
サンタクロースのように、20何日になると、振り込みたくなるのでしょうか。
寄付が12月になってしまう理由を考えてみます。
~ボーナスがでた
~クリスマスムード
~歳末助け合いが始まる
~確定申告が間近で寄付金控除が話題になる
~1年の収入の目安もつき、寄付できる金額が固まる
もちろん、寄付金控除の対象となる所得税や住民税が暦年(1/1~12/31)単位で課税されることも大きな理由の一つです。
年末ギリギリの寄付はこんなことも
年末ギリギリに寄付をする気持ち、とてもわかります。
「寄附金領収証」の日付が12月27日でも、年明けの確定申告の資料として問題ありません。
それでも、あまり年末ギリギリの寄付をすすめられないのは…12月後半にある学校法人へ行った寄付に対して、確定申告の寄付金控除の添付資料として、その学校法人からのお礼の手紙を提示されたことがありました。
そのお礼の手紙の日付は翌年1月のもの。この手紙とは別に「寄附金領収証」もあり、前年の12月に寄付金額を納めたことがわかったものの、あまりに年末に近い寄付だと受領事務が翌年となり、寄付がいつ行われたのかわからず困惑してしまうことがあります。
今月中に、とまではいいませんが、寄付をする予定があるのならば、12月半ばまでには払い込みをすませましょう。そして、寄附金領収証や証明書は大切に保管しましょう。
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