年末調整や社会保険関係の申請などマイナンバーが必要になる場面で
マイナンバー通知カードが見当たらないときに
自分のマイナンバーを確認する方法はあるのでしょうか
マイナンバーが必要となる場面
マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方(外国人の方も含まれます)が持つ12桁の番号です
社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用することを目的に、2015年秋にマイナンバー通知カードが全住民に郵送されたことは記憶に新しいところ
以降は、出生や国外からの転入等で、新たに住民登録された方にマイナンバーが指定され、市区町村から郵送により通知されています
2017年12月現在、マイナンバーは、就職、年末調整、確定申告、雇用(失業)保険の給付申請、年金の請求など、活用の場面が広がっています
こういった場面でマイナンバーが必要なのに、マイナンバー通知カードを紛失するなどして、自分のマイナンバーがわからなくなってしまった場合などはどうしたらよいでしょうか
マイナンバーの利用は法律で制限されていることが多く、電話や窓口、ファックスや電子メールで教えてもらうことができないため、その確認方法は限られています
通知カードは再交付できる
マイナンバー通知カードを紛失してしまった場合、再交付は可能です
自宅以外で紛失した場合は、警察に遺失届を出した上で、お住まいの市区町村で再交付申請の手続きをします
マイナンバー通知カードの紛失場所が自宅に限られている場合は、警察への遺失届の提出は必要なく、市区町村の窓口で再交付申請をします
再交付された、マイナンバー通知カードは地方公共団体情報システム機構より、転送不要の書留で後日郵送されます(各市区町村により対応が異なる場合あり)
ただし、この方法ですと、マイナンバー通知カードの再交付手数料がかかってしまいます(市区町村によるが500円位です)
マイナンバーカードの申請は、初回は無料ですので、費用をかけたくない場合は、マイナンバーカードの申請をするという方法もあります
マイナンバー通知カードの再交付も、マイナンバーカードの申請も、申請から交付までに3週間から1か月程度かかることに留意しましょう
マイナンバー記載ありの住民票を取得する
マイナンバー通知カードの再交付やマイナンバーカードの申請から交付までには1ヵ月弱の時間がかかるため、すぐにマイナンバーを確認したいときは、「マイナンバー記載あり」の住民票の写しを取得することで、マイナンバーを確認できます
「マイナンバー記載あり」の住民票の写しは、住民登録されている市区町村の窓口、出張所などで申請することが出来ます
発行の手数料として1通300円かかる場合がほとんどですが、即日発行なので、申請してすぐに「マイナンバー記載あり」の住民票の写しが交付され、そこに記載されている自分のマイナンバーを確認することが可能です
マイナンバー制度導入以降、住民票は「マイナンバーの記載あり/なし」を選択できるようになっています
マイナンバーを「のせる」の欄にチェックをすると、その提出先に制限があるため、窓口で使いみちを尋ねられますので、「勤務先に提出するため」「確定申告でマイナンバーの記載が必要なため」「雇用保険の給付申請でマイナンバーの記入が必要なため」など、どうしてマイナンバーが必要なのかを市区町村の担当者の方にわかるようにお話ししましょう
***編集後記***
作成した相続案内のパンフレットを先週月曜日より近隣の郵便局においてもらっていたところ、すべて配布されてしまい追加の補充をとの連絡を早くも頂きました
追加の補充は本来は自分から残り部数を確認して行わなくてはならないのですが、広告代理店を通して郵便局の方からご連絡をいただき、お気遣いに感激しました
どの郵便局の方もとても親切で、残りの配布期間中も多くの方に手に取ってもらえるように補充に励もうと思った出来事でした
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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