普段あまり意識をしていない普通預金の利息
2月と8月に利息がつくことが多いようです
2月と8月が多い
今日銀行で記帳をしたところ、普通預金に利息の入金がありました。
普通預金の利息は、通常、各銀行が設定した日(年に2回が多い)に、過去半年の毎日の預金残高について1年を365日とする日数計算をもとに付利されます。
大手銀行の場合、2月と8月に口座に入金されることが多いようです。
今の金利では、少額といえども、預金利息がはいると、経理担当者にとって記帳の仕訳にひと手間がかかります。
なぜなら預金利息が口座に入金した時点で税金が引かれているためです。
2016年からの変更点
2016年(平成28年)から、法人が受け取る預金利息から引かれる「利子割」という地方税が廃止されています。
これによって、法人名義の預金に限り、利息から引かれる税金は所得税等(正確には所得税及び復興特別所得税)のみとなりました(税率は15.315%(内訳:所得税15%、復興特別所得税0.315%))。
この変更後、最初の利息入金時であった、今年の2月以降…
経理サイドや会計事務所では、所得税を引かれて預金に入金された利息金額から、もともと付利された金額を求めるために、これまでとは違った計算をするようになりました。
「利息 税金 計算」で検索すると、預金に入金された利息の金額から、引かれた税金の額と税金を引かれる前の預金利息の額を一発で求められるエクセルを含んだホームページがみつかります。いちいち電卓で計算するのは、という方はそちらをご参考に。
÷0.84685を覚えておこう
預金口座が2つか3つの会社の経理でしたら、通帳に入金された預金利息の金額から、税金が引かれる前の金額を求める計算式は、
入金された預金利息 ÷ 0.84685 です。
0.84685 は、先ほどの所得税等の税率15.315%を引いた(1-0.15315)数字です。
覚えにくい数字ですね。
年に2回のことなので、私は「 Income tax ÷ 0.84685 」と書いた付箋をデスク周りに貼っています。
Income taxとは、英語で「所得税」のことです。
英語にするとオシャレにみえませんか。
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