味わいながら百人一首に親しむ

これから年末年始にかけて

かるたや百人一首の出番がふえます

百人一首に親しむ機会があるなら

お煎餅で楽しく「歌くらべ味くらべ」しましょう

詠んで学び味わって楽しむ

先日横浜のデパートにいったときのこと

開店直後ということもあり、いつも長蛇の列のお煎餅やさん「小倉山荘」に人の列がなく、お目当ての「カルタ百人一首」というあられを久しぶりに買い求めました

小倉山荘は、京都府長岡京市が本社のお菓子屋さんで、関西を中心に複数の店舗を展開しています

お煎餅・おかきを主力商品とし、なかでも百人一首のパッケージがユニークです

なにかの機会に頂くことがあり、ひとつひとつのパッケージに「小倉百人一首」が一首ずつかかれているのをみて楽しんで味わいました

かるたの札風の個包装のふくろを並べれば、そのまま日本の伝統的なかるた遊びができそうな出来栄えです

100種の個包装デザイン

百人一首とは、言わずもがな、100人の歌人の和歌を一人一首ずつ選んでつくった秀歌撰です

歌人藤原定家が京都・小倉山の山荘で選んだとされる、小倉百人一首は歌がるたとしてよく知られ、最もポピュラーなもの

小倉百人一首の100首には、1番の天智天皇の歌から100番の順徳院の歌まで、各歌に歌番号が付されています

この100首をひとつずつ商品パッケージにしたのが、小倉山荘の「カルタ百人一首」です

１首ずつ合計100種の個包装デザインは、小倉山荘オリジナルデザイン

歌だけでなく、歌番号もパッケージに付されているので、なんとなく並べたくなります

それぞれ表面（歌人像側）には百人一首の上の句（五・七・五）、裏面右半分には下の句（七・七）と歌番号・歌人名が記載されています

中身のあられの味は、えびさくら、もみぢ、六角醤油、ざらめ、こんぶ、海苔巻、サラダ、メイプル、紫いも、黒ごまの10種類

あられも、ひとつひとつのパッケージも、小さめなので、1,080円の小さな化粧箱に約70袋の個装がはいっています

その70袋のバラエティはというと、あられの味も、パッケージの種類もランダムです

ランダムなので、100袋以上の商品を買っても、必ずしも100種類の個装が入っているとは限らない旨、カタログには注意書きがあります

100種類すべてを揃えたい、という要望があるのでしょうねぇ

個装のパッケージには、百人一首の句とその番号もプリントされているので、１から揃えてたいという気持ち、わかります

 紙袋も百人一首でギッシリ

こちら、お菓子の個装パッケージだけでなく、手提げ紙袋も百人一首で埋め尽くされています

学生の頃に覚えた一句をみつけると嬉しいもの

この「百人一首手提げ袋」は側面に全首が記され、表面には「人のよろこびかなしみまさに我が心とす」ではじまる一期一会の精神が書にしたためられています

電車の中などで一度は見たことがある手提げ袋では？

それもそのはず、週刊誌でのギフトランキングにもランクインする人気の商品など、「カルタ百人一首」以外にもたくさんの品があるので、近くを通ったらのぞいてみてください

関西は直営店多数、関東だと髙島屋（日本橋、新宿、横浜）にあります

＊＊＊編集後記＊＊＊

宿題やテストなどで百人一首を覚えなくてはならないとき、差し入れに喜ばれます

俳句の会でのお茶請けにもよく用いられているようです