定期的な引き落としが自動ですむ口座振替
便利ですが
定額の取引でない場合は金額のチェックが甘くなりがち
それでも口座振替をお勧めするのはこんな場合です
口座振替とは
口座振替とは、銀行などの金融機関の預貯金口座から毎月の公共料金やクレジットカードなどの支払いを自動引き落としするサービスです。
身近で、便利な決済手段で、利用するには所定の用紙(口座振替申込書など)に記入の上、それを支払先などへ送付したり、金融機関が用意している申込用紙に記入して申込をする必要があります。
利用には、口座振替日(引落し日)に十分な預金残高があるように管理する必要があります。
カードでたくさんお買い物をした翌月などは注意しなければなりませんね。
たとえば実家の固定資産税
便利な口座振替ですが、もうやめてしまってもよいと思うサービスでもついついそのままにしていたり、支払いの痛みが伴わない分、支出金額に対して目が甘くなりがち。
それでも、口座振替に切り替えてもいいなと思うのは、実家などの固定資産税の納付。
住民税同様、社会保険料の年金からの特別徴収が普及し、納付書が届いて納期ごとに納める機会が減りました。
特別徴収とは、地方税や社会保険料を本来の納税義務者である個人から直接徴収し納付してもらうのではなく、その納税義務者が得る給与や公的年金を支払う事業者(特別徴収義務者)が税金や社会保険料を代わって預かり、納入することをいいます。
毎年、5~6月に通知書が届く固定資産税には特別徴収の制度がないため、通知書と一緒に送付される納付書を銀行などに持ち込んで納期ごとに支払ったり、4期分まとめて支払う方など様々。
現金や銀行窓口で払っていると、領収日付印が押された、細長い領収証書を大切に保管したり、銀行で引き出した額の横にメモ書きしておく必要があります。
しかし、固定資産税の納付に口座振替を利用すると、その納期限ごとに自動で振替することによって納税を行うことが出来、通帳にもその旨の引き落としであることがわかる記載が残ります。
不動産業を営む個人の方では、固定資産税の口座振替がよく利用されていますが、個人事業主だけでなく、不動産を自己所有されていて毎年、固定資産税を払っている方でしたら、固定資産税の口座振替の利用を検討してもよいでしょう。
とくに、実家のご両親がずっと払っている固定資産税などは、一度口座振替の手続きをすると原則的に翌年度以降も継続する、口座振替を取り入れて払い忘れがないようサポートすると喜ばれるかもしれません。
インターネット専業銀行は利用できないことも
固定資産税など市区町村が課す税金の口座振替の注意点は、取扱金融機関が限られていること。
とはいえ、地元でよくみる金融機関と大手都市銀行は含まれていますが、実店舗を持たない、いわゆるインターネット専業銀行は利用できないことがあります。
また、個人だけでなく、法人の固定資産税、軽自動車税なども口座振替の対象となります。
払わなくてはならない税金は、手間なく納付できるよう口座振替の手続きをしてしまうのがおススメです。
口座振替の申込は、申込書を記入したり、市税の納税通知書を一緒に持参したりと、ひと手間かかりますが、それは最初の年だけ。
納付書が届くと、面倒だなと思うようなら、口座振替をすすめてみましょう。
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