2017年7月18日に試行運用が始まったマイナポータル
マイナンバーカードをまだ持っていなくても
子育てに関するサービスの検索などができます
ぴったりサービスとは
2017年7月18日から、マイナポータルの試行運用が開始され、一部の機能の利用がスタートしています。
マイナポータルは2017年秋ごろからの本格運用が予定されていますが、いま現在、利用できるサービスのなかに、マイナンバーカードを持っていなくても、子育てに関する行政サービスの検索や地域比較ができる「ぴったりサービス」というサイトがあります。
「ぴったりサービス」のスタートページはこちらです。
比較検討できるのは便利!
マイナンバーカードを持っていない場合でも、子育てに関する行政サービスの検索や地域比較ができる「ぴったりサービス」は、投稿日現在(2017年7月20日)、対応状況が自治体により大きく異なります。
お住いの自治体の対応状況が知りたい方は、「ぴったりサービス」のトップページから地域ごとの手続対応状況の一覧形式をダウンロードすると確認できます。
「ぴったりサービス」では、子育てに関する手続をはじめとして、様々な申請や届出をオンライン上で行うことができます(できるようになる予定です)。
申請又は届出をする手続を検索するトップページでは、①手続きをする自治体、②「妊娠・出産」「子育て」「引越し・住まい」など検索したい手続きなどを選択をして検索します。
現在は、子育て関係の手続が中心ですが、今後は地方自治体が行っている手続きのほとんどの情報をこちらで得ることができるように設計されているようです。
自治体のホームページをみれば、大体わかることなのでは、という感想を持ちましたが、このサービスの最大の特徴は調べた情報について地域比較できるという点です。
妊産婦や乳幼児に対するサポートや助成の内容は、自治体によって大きく異なります。
「母になるなら、流山市」で知られるように、子育て世代をターゲットに人口流入を目指す自治体では、子育て・教育環境の充実を図っています。
妊娠や出産時の費用助成に始まり、保育園・学童の整備、乳幼児だけでなく中学生までの子どもの医療費を手厚く助成する自治体を選びたい子育て世代にとっては、気になる自治体をいくつか選択して、自治体ごとのサポート内容を横並びで簡単に比較できるのは魅力です。
スタートしたばかりの投稿日現在は、情報未掲載の自治体が多い状態ですが、本格スタートされる今後に期待です。
狙いは子育て世代からのマイナンバーカード普及?
これまでにご紹介した「ぴったりサービス」での検索機能だけでなく、マイナポータルの子育てワンストップサービスの本格スタートを前に「認可保育所の入所申請はオンラインで」をキャッチフレーズに、子育て世代へのマイナンバーカード普及もすすめられています。
先日、マイナンバーカードの年齢別の交付率をみましたが、最も所持率が高いのは男性シニアでした。
妊娠の届出、保育所の入所申請、児童手当の手続などを、マイナンバーカード使用によるオンライン申請ですすめることにより、若い世代のマイナンバーカード所有率を上げようとする戦略なのか…便利ならすぐに取り入れるデジタルネイティブ世代の目にはどのように映るのでしょうか?!
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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