今年の税理士試験の受験申込者数が
発表されました
試験まであとわずかです
試験はリラックスして
受験申込者数は今年も減少
平成29年度(第67回)税理士試験受験申込者数が本日発表されました。
受験地別申込者数、科目別受験申込者数がわかるので、受験生は一度目を通しておくとよいでしょう。
平成29年度(第67回)税理士試験受験申込者数|税理士試験|国税庁
今年の受験申込者数は、41,242人で、昨年の44,044人より3,000人弱も減りました。
ここ数年、税理士試験の受験申込者数は、減っています。
少子高齢化で受験生となる年代の人数自体が減っているとはいえ、その減り方は若年人口の減少と比べて顕著です。
公認会計士試験もこのところ受験者数の減少していましたが、平成29年第Ⅰ回短答式試験出願者数が7,818人となり、前年より788人増加し、話題を集めました。
このことからも、税理士受験生が減っている理由を、若年人口の減少と簡単に片付けてしまうことはできません。
税理士試験が敬遠される理由
税理士試験の受験申込者数が減っている理由としてパッと思いつくことは以下の通り。
- 合格率が低い
- 科目合格制によりハードルが低く感じるが、そうでもない
- 地味で真面目なイメージ(イケてない)
- 暑い真夏に行われる(平成29年は8月8日から10日)
- 試験の発表が12月、と試験から4か月たたないと結果がわからない
- 中小企業や個人商店が減り、顧問先の減少を肌で感じている
- コンピューターや人工知能の発展により「消えてなくなる」仕事のひとつであるといわれる
このなかで、受験生としては、受験から発表までの期間が長いのが最もイヤでした。
マークシートの回答でなく、論文で答える試験で採点に時間がかかるのでしょうが、真夏に受験して発表はクリスマスソングの聞こえる頃とは、発表までの期間が長すぎです。
次の科目の受験勉強や、他資格をチャレンジするなど、この期間を有効に活用しましょう。
知り合いの税理士は、税理士試験を受け終わったら、米国CPAの勉強をして渡米して試験、というのを何年か繰り返し、税理士&USCPA として活躍しています。
その行動力には頭がさがりますが、迷わず淡々とこなすことで着実に前進できます。
繰り返しになりますが、税理士になって将来資産税を専門にしたいなら、発表までの期間を利用して宅建の勉強をしておくのも役に立ちます。
本試験はどんな答練よりも難しいと思っておく
税理士受験生のころ、専門学校の最後の講義で、講師の方のアドバイスで最も心に残っているのは「本試験は今期一番難しい問題です」との言葉。
本試験で問題をみて「あ”~」と青ざめた経験はありませんか。
そんなときは、この言葉を思い出してください。
「あ”~」と思った問題は、周りの受験生にとっても「あ”~」な問題。
動揺せずに、淡々と解ける問題を解いていくことが何よりも重要です。
どんなに答練を解きこんでいても、見たことのない問題がでて青ざめるのが本試験なのです。
また、税法科目を受験するなら、税法の条文を読んでみるのもこの時期おススメです。
専門学校のテキストだけでなく、条文として読み込んで、税法を俯瞰すると、体系がみえてきて気づきがあることも。
国税庁ホームページの「タックスアンサー」をブラウズしておくのも良かったです。
「あ”~」と思っても、最後の1秒まで、諦めずに力を出し切りましょう!
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
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