都道府県ごとに定める2022年度の最低賃金は
1時間当たり31円を目安に引き上がる見通しで
2022年10月1日からの神奈川県の最低賃金は
1,071円へ改定される予定です
最低賃金の決まり方
最低賃金制度は、使用者が労働者に支払わなければならない賃金額の最低限を定めた制度で、雇用形態に関係なくすべての従業員に適用されるものです
最低賃金は、公益代表、労働者代表、使用者代表の各同数の委員で構成される最低賃金審議会において議論の上、都道府県労働局長が決定しています
具体的には、まず、毎年7月に厚生労働省の中央最低賃金審議会にて、その年度の地域別最低賃金額改定の「目安」について答申が取りまとめられ、結果が公表されます
新型コロナウイルスの影響もあり、控えめな上昇にとどまった2020年度の最低賃金に対して、2021年度は、各都道府県の引上げ額の「目安」は「28円」と答申され、昭和53年度に目安制度がはじまって以降で最高額の引上げとなりました
2022年度の最低賃金
2022年8月1日、中央最低賃金審議会では、2022年度の最低賃金(時給)の目安を全国平均961円にすることを決定しました
2021年度からの上げ幅(全国加重平均の上昇額)は「31円」となり、昨年度、過去最大といわれた28円(上昇率3.3%)を上回る引き上げ幅となっています
この中央最低賃金審議会から示された「31円」という「引上げ額の目安」を参考にしながら、各都道府県の地方最低賃金審議会において、地域の実情を踏まえた審議・答申が今後行われ、8月下旬までに都道府県労働局長により2022年度の各都道府県の最低賃金が決定されます
神奈川県の最低時給は1,071円へ
2022年度の地域別最低賃金額改定の目安が公表されたことにより、今後は都道府県の地域最低賃金審議会の答申をうけて、都道府県ごとの最低賃金(地域別最低賃金)の改正が決定されていく予定です
神奈川県の場合、現行の最低賃金が1,040円ですので、「引上げ額の目安」31円の引き上げが決まると、1,071円に改定される予定です
東京都の最低賃金であれば、現行の1,041円より31円引上げで、1,072円に引き上げられる予定です
例年通りであれば、改定後の最低賃金は、2022年10月1日から発効します
最低賃金は、常用・臨時・アルバイト等全ての労働者に適用され、使用者はこの金額以上を支払わなければなりません
最低賃金の引き上げは、雇用主である中小企業や個人事業主に大きな影響を与え、給与計算の際には注意が必要です
***Something NEW***
ハーゲンダッツ クリスピーサンド マカデミアナッツスカッチ
くつ乾燥機
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
◆鎌倉で相続なら、鎌倉市の相続専門税理士事務所|女性税理士がお手伝いいたします
神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております
◆オンライン(ZOOMなど)や電話でのご相談も承っております
事務所ホームページはこちら