確定申告や年末調整での所得控除の際に必要な
令和4年「小規模企業共済掛金払込証明書」の発送がはじまります
掛金の納付状況により発送時期が異なります
小規模企業共済とは
小規模企業共済とは、
小規模な企業の経営者や役員、個人事業主などのための
積み立てによる退職金制度です
将来に備えつつ、掛金の全額を所得控除できるので、
高い節税効果があります
1,000~70,000円まで500円単位で、
月々の掛金を自由に設定でき、加入後も増額や減額が可能な柔軟性もあり、
2022年3月末現在の在籍人数は約159万人、
その資産運用残高は10兆円を超えています
退職・廃業時に受け取り可能な共済金の受け取り方は、
「一括」「分割」「一括と分割の併用」から選ぶことができるので、
そのときの状況に応じて柔軟な選択をすることが可能です
控除証明書の発送時期や届け先など
小規模企業共済に加入している方が、
確定申告や年末調整の際に必要となる
令和4年「小規模企業共済掛金払込証明書」の発送が
2022年11月10日よりはじまっています
2022年9月までに小規模企業共済の掛金を現金で納付された方や、
口座振替をされた方であれば、
2022年11月10日から29日までの間に掛金払込証明書が発送される予定です
掛金払込証明書の送付先は、契約者が中小機構に届けている住所です
住所に変更があった場合は、住所変更手続きが必要ですので、
届出事項変更申出書に必要事項を記載の上、中小機構に郵送します
届出事項変更申出書は、
共済契約締結証書と一緒に送付されていますが、
見当たらない場合は、こちらのページでPDFをプリントアウトできます
なお、2022年10月~12月に「現金あり」で加入された方や、
2022年10月までに「現金なし」で加入し、同年10月~12月までの間に初回の口座振替をされた方へは、
2022年2月中旬に令和4年「小規模企業共済掛金払込証明書」が発送される予定です
電子化は未対応です
2022年11月に郵送される「小規模企業共済掛金払込証明書」には、
掛金の月額しか記載されていませんが、
年末調整や確定申告の書類には、年内に払い込んだ掛金合計額を記入します
令和2年分の年末調整から、生命保険料控除、地震保険料控除、
住宅借入金等特別控除の控除証明書について
勤務先へ電子データにより提供できるなど、年末調整手続の電子化がひろがっています
これまでの手書きによる手続(年末調整申告書の記入、控除額の計算など)を
省略でき、年末調整申告書の作成を簡素化することができます
現時点では、小規模企業共済掛金払込証明書に対応する
「小規模企業共済等掛金控除」については電子データによる提供の対象外ですが、
今後、年末調整の電子化がすすむと
「小規模企業共済掛金払込証明書」についても電子的交付を希望すれば、
マイナポータルから取得できるようになるといった変更があることも考えられます
***Something NEW***
定額小為替でのおつりの受け取り
みずほ Wallet
・・・このブログ記事の内容は、投稿時点での法律や状況に基づいて記載しています。本記事に基づく情報により実務を行う場合には、専門家に相談の上行ってください。・・・
◆鎌倉で相続なら、鎌倉市の相続専門税理士事務所|女性税理士がお手伝いいたします
神奈川県鎌倉市で相続を得意とする女性税理士(横浜家庭裁判所 成年後見人等推薦者名簿登載者)が、お客様の負担をできるだけ軽減するため相続税の申告から相続にまつわる各種お手続きなどをサポートしております
◆オンライン(ZOOMなど)や電話でのご相談も承っております
事務所ホームページはこちら