平均寿命がのびていることにより
人生100年といわれるようになりました
でも70歳以上まで働ける企業は
2割程度しかありません
人生100年
日本人の平均寿命は、女性が87歳、男性が81歳です
なので、人生100年なんて大袈裟だと思うかもしれません
しかし、平均寿命は世界的にのびていて、日本では2007年生まれの人が107歳まで生きる確率は50%、つまり、いま10歳の子どもの2人に1人が107歳まで生きるといわれています
人生100年として、長い目でライフデザインを描いていく必要があるのです
こうした状況をふまえて、2017年9月に政府がスタートした「人生100年時代構想会議」
第2回目の会議が本日(2017年10月27日)開かれました
本日の議題は「幼児教育、高等教育の無償化・負担軽減」
経済環境に左右されず教育をうけられる仕組みをつくることも大切ですが、「長くなる老後」をどう過ごすか、政策として出来ることは何かということも個人的には気になります
長くなった老後の過ごし方
たとえば、人生80年なら、65歳で引退しても老後は15年間
これなら、年金や貯金でやりくりできる人が多いでしょう
しかし、人生100年となると、このままでは老後の期間がグッと伸びて、35年間となります
引退したままの35年間を年金や貯金でやりくりするのが大変なだけでなく、人生のうち3分の1が老後、というのも変ですね
年をとってもできるだけ長く、健康で働く、ということが必要です
働くといっても、働き方はさまざま
シニアにはシニアにふさわしい働き方が選択できる環境は整備されているのでしょうか
平成29年「高年齢者の雇用状況」
本日、厚生労働省から公表された平成29年「高年齢者の雇用状況」(2017年6月1日現在)によると、定年制をすでに廃止している企業はわずか2.6%
この「定年制がない企業」に、「70歳以上でも継続雇用している制度がある企業」などをあわせた、「70歳以上まで働ける企業」の割合は、22.6%でした
この「70歳以上まで働ける企業」の割合を、企業の規模別で比較すると、従業員数が31~300人規模の中小企業では 23.4%、従業員数が301人以上規模の大企業では 15.4%と差があります
この結果によると、中小企業のほうが、個人の能力や希望にフレキシブルに対応することで、シニアの就業継続に貢献していることがわかります
それでも、70歳以上まで働くことが出来るよう整備している企業はたったの2割
そうでない企業に勤めるシニアはどうするのでしょうか
最近は、求人サイトもシニア向けのものが増えていて、「マイナビ ミドルシニア」といったシニア向けリクルートサイトもあり、少し前と比べて、シニアの労働市場は需要供給ともに広がっています
しかし、70歳以上まで働ける企業は2割程度だし、アルバイトのような仕事では…という方でしたら、定年後を考えた副業を今から始めたり、専門知識・人脈を活かした起業の計画をスタートさせましょう
100年ライフを充実させるためには、受け身でなく、生涯現役を実現できる環境を自ら作ることが大切です
***編集後記***
プレミアムフライデーですね
最近は家電店やスーパーのチラシくらいしかその言葉をみかけないような…
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